旅のホストと仕事ガイド
ミチヨ商店
大手複合機メーカー勤務時、それまで1000ページあった取扱説明書を40ページにまとめたことが話題となり、“トリセツの達人”と呼ばれるように。
雑誌Forbsや読売新聞、テレビ東京などに登場、『広告の中の図説デザイン』『コミュニケーションデザインー目で見ることばのデザインー』など、デザイン書でも紹介されました。
2014年に情報デザイナーとして独立し講師として活躍するほか、企業のパンフレットやプレゼン資料、DMなどの企画制作も請け負っています。
現在、2020年出版のノンデザイナーに向けた著書『まねるだけで伝わるデザイン』(ダイヤモンド社)が発売中です!
ミチヨ商店
どんな仕事?
情報デザイナーの深田美千代さんは、これまで常識とされてきた分厚い取扱説明書を大胆にリデザインし、コールセンターへの問い合わせ数を約3分の1に減らしたことで“トリセツの達人”として数々のメディアで取り上げられてきました。
「一見すると雑誌に見間違う程のビジュアル」「ぱらぱらマンガやクイズの登場」「プリンター機能を江戸時代の彫師や摺師に例えて表現」などなど、深田さんが手掛けた取扱説明書は手にとって読み続けるための工夫に溢れています。
マニュアル以外にも、リーフレットやロゴ、プレゼン資料などを企画制作していますが、そのどれもが心をくすぐり、思わず惹き込まれてしまうものばかり。「難しくて伝わりにくいもの」を「相手目線で伝わるもの」へとデザインしながら独自のキャリアを重ねています。
そんな深田さんですが、実は現在の職に出会うまでは、仕事迷子の一人だったと言います。事務職や多岐に渡る接客業を経験するも、自分に合ってるのかイマイチ自信が持てなかったのだそう。
そんな中、「やっとハマった」と感じたのが情報デザイナーでした。出会いのきっかけは、当時勤めていた会社内でマニュアル作成の仕事を任されたこと。また、適職を見つけたことで、実はアイデアの種が自分の中に眠っていたことにも気づかされます。
「元々読書好きで、いつも面白いことや変なことを空想するのが好きだった」という深田さん。その要素が仕事に活きるとは今までまったく気がつかなかったのです。
「同じように適職を探す旅の過程にいる方」は、自分の秘められた能力に出会う時間となるかもしれません。また、「発想に苦手意識のある方」へも深田さんがあなたなりの発想のコツを伝授します。
こんなプログラム
この旅では、情報デザイナーの仕事内容や実際のデザインワークに触れ、キャリア25年以上の深田さんから発想力の引き出し方を学びます。
「いつも、プレゼントを贈るようにデザインしている」と話す深田さん。その感覚、気になりませんか? 過去に深田さんが手掛けたデザインワークや、「あなたがプレゼントを贈るなら?」をテーマにしたワークショップを通して探っていきましょう。依頼をカタチにするまでの軸となる考え方に気づくはずです。
ワーク②では、一つのモチーフからイメージを広げて、アイデアを生み出していく“発想のエクササイズ”を実施。あなたの中に蓄積されたアイデアを解放するきっかけになるかも。ひらめきを体感してください。
当日は、皆さんの“思考傾向”を簡単なテストでチェックしてから旅がスタートします。「直感タイプ・論理派タイプなど、各々に合ったアプローチ法をアドバイスできれば」と深田さん。
「発想は楽しく、自由なもの」ーー まだ知らない自分の活かし方があるかもしれません。固定概念を外して、まずは発想の旅に参加してみませんか?