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銘仙好きが高じて移住を決心→伝統工芸の道へ。大正浪漫のレトロ街で「好き」と「仕事」を考えてみる
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旅で得られること

自分から動き、「好き」を形にするチカラ

学びのロードマップ

  1. 秩父銘仙を楽しみ、地域のPR活動について知る
  2. 伝統文化産業へのキャリアチェンジについて聞く
  3. 職人をめざすホストから秩父銘仙の魅力を学ぶ

旅のホストと仕事ガイド

秩父市地域おこし協力隊(矢野倫代)

埼玉県秩父市では、移住支援、林業、観光、秩父銘仙のPRなど、さまざまな分野で地域おこし協力隊が活躍しています。2021年には、地質学的に価値のある地球遺産を守り活かしながら、地域を活性化させていくために「ジオパーク秩父」に従事する隊員も加わりました。現在、隊員数は11名。今回は、秩父銘仙のPR活動に従事する矢野倫代さんの元で仕事旅行を実施します。
https://www.facebook.com/chichibu.local.activation
かつては大宮郷と呼ばれ、門前町・市場町・宿場町として栄えた秩父市。絹の取引が盛んで、明治中期から昭和初期に人気を博し、全国的なブランドとなった「秩父銘仙」は、町の発展を支えた絹織物です。

養蚕農家が売り物にならない規格外の繭を使って、普段着としての着物を作ったことが秩父銘仙の始まり。女学生が華美すぎる服装で通学しているのをたしなめる風潮もあり、安価でカジュアルな銘仙は、若い女性にも大流行しました。

旅の案内人である岩野倫代さんは、その秩父銘仙に魅せられて秩父市に移住し、伝統技術を習得するために職人の世界に飛び込んだバイタリティあふれる女性。

古い街並みやお祭りなどの伝統文化が残る秩父市の地域おこし協力隊として、地域のイベントでは秩父銘仙のPR活動にも余念がありません。

この旅ではまず、岩野さんと一緒に秩父銘仙を着て大正ロマンな街並みが残る秩父を散策しましょう。秩父銘仙が流行した時代にタイムスリップするところから旅はスタートします。

コロナ禍により、実際のPRイベントには参加できませんが、地域おこし協力隊として、移住希望者に秩父の魅力をどのように案内しているのかを垣間見ることができます。

そして、岩野さんが愛してやまない「秩父銘仙」の魅力に触れながら、好きなことを仕事にする喜びや苦労、キャリアについての考え方を学びましょう。
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職人の審美眼に背中を押されて秩父へ

「みんなビックリします。地域おこし協力隊の募集を見つけてから秩父に引っ越すまで、3ヶ月ぐらいしかなかったので」

会社員としてIT系の仕事をする傍ら、アンティーク着物のお店でアルバイトをするほど着物が好きで、仕事の合間にネットで銘仙の柄を眺めて癒されていたという岩野さん。そこで偶然、秩父銘仙のPRに従事する地域おこし協力隊の募集を見つけたことが人生の転機となります。

「自分は歳を取ったと感じるかもしれないけれど、今からの10年は10年後の自分からのプレゼントだと思いなさい」

例えば今40歳だとしても50歳から見た40歳はまだ若いし、やれることはたくさんある。最初は迷いもありましたが、ふと手にした本で見つけたこの言葉に勇気をもらいます。

さらに秩父で出会った職人さんの審美眼にも背中を押されることになりました。自身が着ていた銘仙を指して「その着物は1メートルに3,000回撚(よ)りがかかっているから涼しいでしょう」と遠くから言われて。

好きが高じて伊勢崎や足柄など、主要な銘仙の産地を訪れましたが、技術が継承されていない現状を目の当たりにしていました。でも、ここにはまだ技術が残っていると確信したそうです。

「銘仙が大好きで。銘仙を作りたい」

この純粋な思いを胸に秩父への移住を決めた岩野さん。現在は、職人さんの元で研修中ですが、将来は秩父銘仙を手がける職人として起業すると心に決めています。

型にはまらず、自由な発想で「仕事」について考えよう

「銘仙の魅力は、気取らなさと自由さ」と語る岩野さん。そのコレクションは100着以上という銘仙マニアでもあります。

「銘仙かわいいんですよ。自分で制作するようになってもまだ買っちゃうんです。勉強のためという理由をつけて」

日本の伝統的な模様だけでなく、テニスラケットなどの外国のモチーフを気軽に取り入れた和洋折衷な柄も銘仙の得意とするところ。

当時の世相や流行を取り入れたものも多く、戦後、家電の三種の神器と言われた冷蔵庫、洗濯機、テレビをモチーフにしたものもあったのだとか。英国エリザベス女王の即位や上皇后美智子様のご成婚の時期には王冠や指輪のモチーフが多く流通していたそうです。

伝統を守るだけでなく、型に縛られない自由さがあったからこそ、銘仙は多くの女性を魅了することができたのでしょう。

「本来ならば職人として円熟期に入っている年齢なので私は良い職人にはなれないかもしれない。それでも秩父銘仙がこの世に残っていけるよう、何かしらのお手伝いができれば」と岩野さん。

現役の職人が減っている以上、何もしなければいつかは秩父銘仙の技術が失われてしまう。だからこそ岩野さんは、どんな形であれ秩父銘仙を残すことに力を注いでいます。

今回の旅で訪れる「レンタル銘仙イロハトリ」店主も元地域おこし協力隊員。彼女も銘仙を制作しながら、着物のレンタルを通じて銘仙の魅力を伝えています。

伝統工芸の世界は、熟練した技術を要する上、手作業が多く、生産に時間がかかります。効率性ばかりが重視される昨今、いくら「好き」でもそれを仕事とするには難しいと考えがちです。

しかし、伝統を大切にする秩父の街で、銘仙存続のために奮闘する女性たちと出会い、「好き」を仕事にするための方法は、一つではないことを教えられました。

年齢やキャリア、経済的な不安などは、言い訳にすぎない。「好き」のために、自分のできることから始めて努力を積み重ねる。その先に、豊かな人生が待っているのかもしれません。

日本の美しい伝統工芸やアンティークなものが好きな方にもオススメの今回の旅。秩父銘仙に魅了された女性たちと、自由な発想で「仕事」について考えてみませんか?

体験スケジュールおよび内容

時間行程体験内容
11:10集合「レンタル銘仙イロハトリ」集合
https://irohatori.com
11:15オリエンテーション・一日の流れの説明
・参加者の自己紹介(参加目的など)
11:25仕事体験①秩父銘仙を着てみよう!
100着以上の中からお好きな着物を選び着付けてもらいます。
(雨天の場合は、帯は銘仙から、着物は銘仙以外からお選びいただきます。)
12:25移動・昼食秩父周辺散策&ランチ
銘仙を着て大正時代にタイムスリップしたような街並みを歩きます。
昼食は、ハイランダーイン秩父を予定(https://www.highlanderinnchichibu.jp/)
※昼食代(1000円程度)をご用意ください。
好きを仕事にする働き方の話
ホストのキャリアチェンジや働き方について伺います。
14:00仕事見学秩父銘仙について学ぶ
ちちぶ銘仙館内見学(http://www.meisenkan.com)
秩父銘仙の特徴、制作過程、歴史を学びます。
14:45仕事体験②織り体験でコースター作り
糸を選び、オリジナルコースターを織り上げます。
15:30旅のまとめ・質疑応答
・仕事体験の感想、気づきの共有
16:00移動「レンタル銘仙イロハトリ」にて着物を返却
16:30仕事旅行終了!

*当日の状況によりスケジュールは前後いたします。ご了承下さい。
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体験者の声


女性 筑前煮

秩父銘仙の旅
秩父銘仙の魅力を知る良い機会になりました。今まで知らなかった世界や、その世界で奮闘している人たちにほんの僅かですが触れることが出来て興味深かったです。 また秩父に行こうと思います。ありがとうございました。

女性 みゆ

銘仙、仕事、移住。
岩野さんのお話はどれも興味深く、質問にも気軽に答えて頂き、楽しい1日を過ごすことが出来ました。 銘仙は美しく、自分で実際に着て、織ってみて今まで以上にのめり込みそうです。 気軽な気持ちで参加しましたが、思った以上に、自分の今後を真剣に考える良い機会になりました。 ありがとうございました。 また秩父に行きたいです!
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はたらく私のコンパス《170種類の職業体験》 

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