東京大学のある本郷。その一角にあるSign with Meは、10種類以上の豊富なスープとスイーツが学生やOLに人気のスープカフェです。
このお店がほかのカフェやレストランと少し違うのは、「公用語が手話」というところ。聴覚障害を持つスタッフのみで運営されているお店なのです。
スタッフは全員、手話ができます。手話ができないお客さんは、壁全体に広がるホワイトボードを使って、スタッフと筆談でやりとりします。
オーナーの柳匡裕さんは、ご自身も聴覚障害を持つろう者。
グラフィックデザイナーや車両研究開発などの仕事に携わる中で、障がい者が仕事をすることへの厳しい現実に直面したことから、「ろう者が自分らしく働くことができ、気軽に交流できるスペースをつくりたい!」との思いがふくらんだ柳さん。
2011年に、手話カフェとして親しまれるお店が誕生しました。
この仕事旅行では、「音声に頼らず働く」ことを体験します(手話が出来ない方でも、筆記とボディーランゲージを活用して参加いただけます)。
資金、ノウハウ、人脈など無いないづくしだった柳さんが、なぜ開業を決意し、10年以上もお店を続けてきたのか、そのストーリーをうかがうこともできます。レクチャーは、資料を見せていただきながら、PC上での筆談を交えて進みます。
音に頼らない世界でコミュニケーションを行い、仕事をする体験は、これまでにない気づきをもたらすでしょう。「伝える」ことがどれほど難しく、また素晴らしいことであるかが実感できると思います。
あらゆる人が自尊心を持って働ける社会とは、どういうものなのかを考えるきっかけになるかもしれません。
募集詳細:
声や音を使わず働いてみると気づきがある。手話カフェで「伝わる」ことの難しさとよろこびを知る
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