2021年06月23日更新

手に職つける。でも、それだけで終わらない。原田左官工業所に異業種からの人材が集う理由

「昔は左官として職人になれば食いっぱぐれがなかった。今は手仕事を身につけてもこの良さをちゃんと伝えてあげないと、仕事に結びつかなくなってきました」

そう話すのは、有限会社 原田左官工業所の代表取締役社長・原田宗亮さん。

原田左官工業所は、昭和24年から続く左官一筋の職人集団。

ペンキやタイルの下地塗り、コンクリートの土間打ち、壁の仕上げなど、左官としての伝統の技術を今に継承し、店舗内装や住宅リフォームを手掛ける会社です。

そして同時に、従来の左官の枠にとらわれない提案を行っている会社でもあり、他業種とのコラボレーションなども意欲的に行っています。

音響に対して良い効果があると言われる漆喰を使った「漆喰スピーカー」もその中のひとつ。オーディオの設計制作を行う会社とのコラボレーションから生まれました。



これからの職人に求められるのは「スペシャリティな人材であること」だと原田さんは語ります。

そのために必要なのは技術の「幅」と「深さ」。

左官の中でもセメントや漆喰といった一通りの仕事に対応ができ、かつ「この分野なら他の人に負けない」という秀でた部分を持つことで、現場やお客様から求められる職人になれると、原田さんは考えています。

伝統の技術に自身のバックボーンや個性を掛け合わせることで、変えの利かない人材になる。もちろん、職人としての仕事の質を保つことは大前提のハナシ。

「女性の感性を生かした仕事をしてもらえば活躍の場は沢山ある」という考えから、原田左官工業所では積極的に女性の職人さんを採用してきました。

女性視点で口紅を材料に加えた漆喰を開発したり、ハラダサカンレディースという女性左官チームをつくったりと精力的に活動されています。

原田左官工業所には60名ほどの職人さんがおり、別業種からの転職の方も多いそう。デザイン学校出身の人は壁を塗る際のデザインセンスに優れていたり、出版業界で勤めていた経歴を持つ人はお客様との対応に定評があったりと、職人さんごとに得意分野があると言います。

技術を高めてもらうべく会社には練習用の壁も。



原田さんはこんな話もしてくれました。

「左官の技術は覚えるのに時間がかかる。覚えることだけに一生懸命で10年経っても、その技術はいらなくなったよという可能性もあるわけです。

そうならないために、自分から良さをPRすることが大事だし、昔ながらの漆喰をこんな風に変えたら、今のインテリアにも合うんじゃないかと提案することも大事。

覚えた技術をどう活かすかがこれからの職人にとって必要だと思います」

原田左官工業所での仕事を体験することに興味がある方はこの旅へ。

★技術×個性で、変わりの利かない人になる。 これからの左官職人のあり方とは

仕事旅行ニュウス: 2021年06月23日更新

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