2019年12月04日更新

「心のCTスキャン」受診→「じぶんのトリセツ」獲得できる。本格派にはこれ!―おとなの自己分析で、はたらき方を変えるvol.4

はたらき方を変えるには、まず正しく自分を知ることから。

このシリーズでは、「能力分析」「性格分析」「適職診断」など、日本や海外で公開されている様々な自己分析ツールの中から、面白いもの、評価の高いものを紹介していきます。

今回は自己分析の真打ともいえる人気診断「ストレングス・ファインダー2.0」を取り上げます。

才能も磨かなければ光らない


今日紹介する「ストレングス・ファインダー®」は、自分の強みを見つける才能診断ツールとして世界的に知られています。自己分析を受けようと思ってネット等で情報を調べると、多くの人がこれにたどり着くと思います。

かくいう私も、転職活動の大海原をさまよう時期に、本格的な自己分析の必要性を感じてこの診断に出会いました。

この自己分析は、1999年に初期バージョンが開発されてから今日まで、世界中の約2千2百万人が受診しているとのこと(公式サイトより/2019年11月現在)。

2001年には、その考え方を解説する書籍『さあ、才能(じぶん)に目覚めようーあなたの5つの強みを見出し、活かす』が出版され、世界的ベストセラーとなりました。

現在はバージョンアップ版「ストレングス・ファインダー2.0」が公開され、受診コード付きの書籍も出ています。受診はオンライン上で行います。



「ストレングス・ファインダー®」は、"強み心理学の父"と言われるドナルド・O・クリフトン博士の研究をベースに、ギャラップ社が中心となって開発したもの。

この自己分析ツールでは、人々に共通する資質を「①人間関係構築力」「②影響力」「③実行力」「④戦略的思考力」の4つに大きくグループ分けした上で、さらにそれを細分化した34の資質として整理しています。

それら34の資質を“才能”と捉えたところが、「ストレングス・ファインダー®」の特長と言えるでしょう。ネーミングの通り、自分の「Strength(力)」を「Find(発見)」する自己分析ツールです。

才能と言うと「特技」といったイメージを持つ方もいるかもしれませんが、ここで言う才能はそれとは少し異なります。

本書によるとそれは、「無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターン」です。

「才能は物事を順調に進めるのを助ける一方で、ときどき目標を狂わせることもある」と書かれているように、“才能=プラス”ではないということですね。

たとえば、34資質のひとつとして挙げられる「最上志向」は、プラスに働けばいまの仕事の質をさらに高め、ものごとを“極めたくなる才能”として機能するのですが、完璧を求められないシーンでその才能を発揮すると、自分を持て余してしまうことになりかねません。

つまり、才能とは「どんな場面で、どんな風に使うか?」が重要で、使い方を間違えると宝の持ち腐れになる可能性もあるということ。本書を読むと、そういった気づきを得ることができます。

一方で、本書が提示する「投資」という考え方も重要だと思います。

ここで言う“投資”とは、必ずしも資金を投じることではなく、才能を伸ばすために時間を費やすことを意味しています。自分の才能を生かすための「学び」の必要性を強調しているのです。

つまり、「才能」と「投資」は掛け合わせて初めて強みになる。「ストレングス・ファインダー®」では、その考え方を以下の方程式で示しています。



よく人の可能性を、“ダイヤの原石”などと表現することがありますが、ダイヤがだれの目にも明らかな輝きを放つのは、磨いてから。この自己分析で言う「才能」もダイヤの原石のようなものなのでしょう。

「ストレングス・ファインダー®」を受診すると、「才能TOP5」や「強みの洞察ガイド」といった診断結果や個人向けガイドを受け取ることができます。

自分の"才能"や"力"を持て余している。そんな自覚がある人は、このガイドを“私のトリセツ”として活用するとよいのかもしれません。

心をCTスキャンされたみたい


ここからは、筆者自身の診断結果を例に、「どんな自己分析なのか?」をもう少し具体的に解説してみたいと思います。

診断結果を見るところ、私の「才能TOP5」は、「内省」「慎重さ」「最上志向」「収集心」「学習欲」でした。

それぞれの詳しい特徴は、本書や公式サイトで紹介されているため、ここではざっくりと以下のように捉えておきます。



これは、筆者にとって「まさしく」と実感できる結果。知らぬ間に自分の内面をCTスキャンされていたかのような、ある種の気味悪さすら感じました。まさに本格派のための自己分析と言えるでしょう。

それだけに大きな気づきも得られました。ここに挙げられた5つは、これまで自分の“才能”というよりネガティブな気質だと認識していたからです。

つまり、「くよくよしがち(内省的)」で、他人にとってはどうでもいいことに「謎のこだわり(最上志向)」を持ち、「無駄に深堀る(収集心・学習欲)」というふうに、才能がマイナスに出がちだったと思います。

弱みだと思っていた性格が、実は“強みの種”だったとは新発見。

では、その才能をどのように磨いていけばいいのか? 投資すればいいのか? というのが次の課題です。

仕事旅行に"投資"してみた


ここからは弱みを強みに変えるについて書いてみたいと思います。ちょっと手前味噌になるのですが、私の場合、"投資先"は仕事旅行でした。

「ストレングス・ファインダー®」を受けたのは、ちょうど転職活動の真っ只中。

試しに一度、仕事旅行に参加してみて、“働くは楽しい”を体現している人たちに出会ったことで、自由な働き方に少しリアリティを感じることができました。

でも、具体的に「何を仕事にしたらいいんだろう?」までは見えず。

そこでさらなるヒントを求め、2回目は「仕事旅行社」の職業体験ができる旅に参加してみました。

仕事旅行社では企画・執筆の一部を体験したのですが、旅が終わっても「もっとやってみたい!」という気持ちが残ります。

ひとつ目の旅先で、ホストの方から「自分に生じた気持ちを『なんでだろう?』って考えてみるといいかも」と言われたことを思い出し、「なんでもっとやってみたいと思ったんだろう?」と自問自答(内省)してみたところーー

いままで仕事に役立てる機会がなかった自分の資質―じっくり考えること(内省)、知りたがること(収集心・学習欲)、こだわること(最上志向)―が、この仕事なら活かせるのでは? と思う自分に気づきます。

これは、「ストレングス・ファインダー®」を受けていたから持てた視点。

仕事探しの"視力"が悪く、周囲が霞んで見えていた私にとって、この自己分析結果は“度が合ったメガネ”として機能したようです。

この体験を通し「試しに記事を“書くこと”で才能を磨いてみよう」と思えたから、私はいま、仕事旅行社の編集職人としてこの記事を書いています。

記事:みやけさやか

仕事旅行社のオリジナル自己分析「仕事旅行NAVI」はこちら→https://www.shigoto-ryokou.com/navi
(※無料、登録は必要です)

※この記事は、以下の書籍及び公式サイトを参照、一部引用しています。
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』(著:トム・ラス/ 翻訳:古屋博子)

(この連載のバックナンバー)

★ゾッとするくらい当たる性格診断「16 Personalityies」の実力ーおとなの自己分析で、はたらき方を変えるvol.1ー
★あなたは文字派?音派? ビジュアル派? 10分で認知の"才能"を測るテストがすごい-おとなの自己分析で、はたらき方を変えるvol.2―ー
★東京女子診断 vs 関西女子診断。LINE自己分析で「街」にワタシを映し出すーおとなの自己分析で、はたらき方を変えるvol.3ー

連載もの: 2019年12月04日更新

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