2015年12月25日更新

仕事旅行社の5周年とこれから—年末のご挨拶にかえて—

代表の田中です。今年もあと1週間で終わりですね。

年が明ける頃、仕事旅行社は5回目の誕生日を迎えます。事業計画も曖昧なまま、想いのままに走りだした仕事旅行。多くのコアなファンに支えられて、どうにか今日まで続けることができました。サービスを支えてくださっているファン、ホストの皆様ならびに関係各位にこの場を借りてお礼申し上げます。

ぼくたちは「仕事旅行」を通じてどんな世界を実現したいと考えているのか? 年末&5周年を機に、まだ漠然としたメモではありますが、「これまで」を振り返りながら「これから」について少し書いてみたいと思います。

なぜ“仕事旅行”だったのか?

ちょっと古いデータですが、仕事に対して「満足している」(「非常に満足」「まあまあ満足」の合計)という回答率が、世界は72%であるのに対し、日本は65%しかないそうです。しかも、「非常に満足」と答えた人は、 世界平均の27%に対し、日本は17%という結果が出ているとか。日本の仕事の満足度は世界的に見ても低い位置にあります。(2014 米Linked in調べ)

Googleの検索エンジンで「仕事」と打ち込んでみると、次に出てくる予測ワードはなんと「仕事 いきたくない」「仕事 ツライ」「仕事 辞めたい」などなど。残念ながらぼくらの社会にとって、仕事はあまり良いイメージのものではないようです。

人生の1/3というとても多くの時間を注ぎ込む仕事。それがネガティブなものだったら、人生ちょっとさみしいかもしれない。そんな状況を少しでも良い方向に変えたい。仕事旅行を始めたきっかけは、そんな想いからでした。その原点は「これまで」も「これから」も変わることはないでしょう。

仕事はもっと自由でいい

食い扶持を稼ぐというのは、仕事の大切な要素の一つですが、ぼくらは仕事にはそれ以上の多様な魅力があると思っています。

仕事旅行を始めて様々な職場を訪れたり、ホストの皆様とやり取りさせていただくなかで改めて気づいたことがあります。それは「世の中には無数の仕事があり、その数と同じだけ多様な働き方が存在する」ということ。

「日本の常識は世界の非常識」ではありませんが、ある職場の常識が他の職場では非常識なことも多々あるのです。それは、どれが正しくてどれが間違っているということではなく、ただシンプルに職場ごとに異なる価値観が存在するということ。

多様な職場を訪問し、多くの仕事に触れると、今まで経験してきた仕事や職場からは全く想像もつかないような未知の世界が見えてきます。

「こんな仕事があったんだ」「こんな働き方があったんだ」という発見を通じて、やりたい仕事を実現する方法や、より自分に合った働き方が見つかり、仕事や働き方の可能性が広がる。実際この5年間を通じて、多くのお客様がそういった声を寄せてくれました。

ぼく自身がもらって一番うれしいご感想は、「明日、仕事に行くのが楽しみになりました」というもの。そういった声をいただけたときは、仕事旅行を始めてほんとによかったなと思います。「いまの仕事のモチベーションアップにつながった」という感想は、体験者だけでなくホストの方々からも寄せられています。

これまで経験した数個の仕事や職場から、「仕事はこういうものだ」と決めつけたり、ましてや仕事は嫌なものと諦めてしまったりするのは本当にもったいないと思います。

これまでも言葉を替え、いろんな場面でこういったお話をしてきましたが、つきつめて言うなら「仕事はもっと自由でいい」。独立するも良し、転職するも良し、二足のわらじを履くも良し、今の職場でのスタンスを変えるも良し、自分にとって心地良い仕事・働き方とは何か?

なかなか答えは出ないかもしれませんが、「働き方」の既成概念に囚われずにもっと自由な視点で考えてみませんか。そんなメッセージを伝えていくのが仕事旅行社の存在意義です。色んな職場に足を運んで体験してみることで、その気づきは得やすくなります。

共感の声は想像以上

これまで仕事旅行社の活動はたくさんの人から共感いただきました。民放局ほぼ全てがニュースとして取り上げてくださったり、大手新聞社で紹介されたり、中には海外メディアからの問い合わせもありました。おかげさまで1万人近くのお客様に仕事旅行にご参加いただいたり、求人広告は殆ど出さなくても、一緒に働きたいと声をかけていただいたり。

恵まれた環境で事業を運営してくることができました。

多くの人が現在の仕事のあり方に違和感を覚えている。変えたいと願っている。ぼくが最初に想定していた以上の反響をいただくことができました。

しかし、「日本人の仕事観をもっとポジティブに」という大きなミッションを考えれば、その力はまだまだ微々たるものだと言わざるをえません。この5年間の成果と反省点をふまえ、「これからの仕事旅行」の姿がおぼろげに見えてきたのが、ぼくにとっての2015年でした。

今後は、これまで積極的に仕事旅行に参加くださった「もっと自由に働きたい!」と願っている人はもちろん、「仕事なんて・・・」と諦めて、仕事旅行に見向きもしなかった人にも届くように。仕事旅行社はより多くの人に届くサービスになることを意識していきます。

仕事旅行社の新たな取り組み

仕事旅行社ではこの11月、新しいサービスを試験的に2つ導入しました。「東京仕事散歩」と「読む仕事旅行“シゴトゴト”」です。

東京仕事散歩

ひとつ目が「東京仕事散歩」です。職場へ訪問する仕事旅行と基本的には変わらないのですが、その先では体験というよりも、仕事のお話をうかがうことを主な目的としたサービスです。

これまでの仕事旅行では、魅力的な仕事場やそこで働く人を、ぜひみなさんに紹介したいと思っても、仕事の性質上、デスクワークが中心だったり、事前知識や技術が無いと取り組めなかったりなど、体験そのものが提供しにくい職場もありました。

実際、首都圏の職場の多くは、そういった企業でもあり、ホストを希望されるみなさまからも、体験作りが受け入れのハードルになっているという声も寄せられていました。

そんな職場にもぜひ訪問して、新たな仕事観にふれていただきたい。そして多くの人にそれを伝えたいという想いから、仕事旅行の“兄弟サービス”として始めたのが仕事散歩です。散歩にふらっと出かけるようなノリで、職場訪問と交流ができないだろうか? と考えたのです。

ぼくもいくつかの「散歩」に出かけてみました。「話を聞くことが中心」のプログラムであるため、当初は体験満足度の面での懸念がなかったわけではないのですが、参加したところ思っていた以上に刺激的。ぼく自身、かつてあるベンチャー企業に遊びに行き、その職場の自由な空気にふれたことが、仕事旅行を始めるきっかけとなったのですが、そのときのワクワク感がよみがえりました。

今後は訪問できる職場の数を増やすのはもちろん、散歩ならではのメニューの構築など、よりフレキシブルで小回りの効く“弟”として成長させていきたいと思っています。

読む仕事旅行「シゴトゴト」

「シゴトゴト」(このページ)は、時間の制約などから仕事旅行への参加がなかなか難しいという方々にも、もっと仕事旅行のことを知っていただきたいと考えて立ち上げた、いわゆるブログです。

仕事旅行は「職場を訪問していただいてなんぼ」のサービスであり、実際に参加してくださった方々の満足度は高いと自負していますが、「行ってみないとわからない」という側面はあります。

そして、これまでは「価値ある体験」の構築に全力を注いできたため、自社からの情報発信の面では弱さも感じていました。「シゴトゴト」はそこを補うメディアとして位置づけています。

現状は、主に仕事旅行のスタッフが仕事旅行や仕事散歩に参加して、その体験風景をレポートした記事を配信する“ゆるめ”のブログサイトとして展開していますが、2016年以降は外部の書き手による「仕事論」や「働き方」に関する旬のニュースを配信するなど、「働くことが楽しくなるコンテンツ」の充実を図りたいと思っています。

来年以降のチャレンジ

新しくスタートさせた取り組みを成長させながら、来年以降も、続々と仕掛けていきます。詳細はまだ内緒ですが、「働き方を考えるキッカケ」を提供するだけにとどまらず、“参加後の一歩”をスムースに踏み出していただけるようなサービスも検討中です。

より幅広くみなさまに「仕事へのキッカケ」をご提供できる会社となれますよう、「仕事旅行」というコアな価値は大切にしながら、脱皮を図りたいと思います。ぼくたちにとって大きな変化の一年になりそうな予感がしています。

今年も仕事旅行社を応援してくださる皆様のおかげで1年を締めくくることができました。

これからも紆余曲折はあると思いますが、仕事旅行を立ち上げたときの想いを忘れずに、活動を続けていきます。今後も引き続き応援いただければうれしいです。よろしくお願いいたします。

それでは、良いお年をお過ごしください。

仕事旅行社 代表 田中翼



※「読む仕事旅行“シゴトゴト”」の次回記事配信は年明け1月4日からとなります。
仕事旅行ニュウス: 2015年12月25日更新

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