特技はどこでも眠れること!仕事旅行社インターンの坂間です。このコーナーでは、私が好奇心を刺激された旅をご紹介します。今回は、海外ではキャンプなどでよく使われているハンモックを作る職人さん、里山ハンモックさんの旅をピックアップしました。
ハンモック=チル? 謎の二つの組み合わせ
「チル」という単語を耳にしたことがあるでしょうか。英語のchillからきたもので、定義はあいまいですが、「ぼーっとしたり、なにもせずにくつろいだりすること」を指します。
チルにやり方なんてありません!それぞれ好きなように、好きな時間を過ごす。当たり前ですが、理想的な休日の過ごし方ですよね。
そこでふと浮かんだのがハンモック。海外ではキャンプなどで木にくくりつけて使われていることが多いですね。ゆったり昼寝をしたり、本を読んだり、ゆらゆらと揺れるハンモックに身を任せてのんびりする。チルするってこのことなのではないか、と思ってしまうほど、「ハンモックのある暮らし」を想像するだけでうっとりしてしまいます。
そんな不思議な浮遊感を与えてくれるハンモックですが、あれはインテリアなのか、リラックスアイテムなのか、何なのか。
謎に満ち溢れたハンモックの謎と種類に迫ってみました。
「多目的な家具」としての位置づけ
ハンモックのルーツはメキシコやグアテマラ地域のマヤ族のものであると言われています。
「マヤ族はハンモックで生まれて育ち、ハンモックの上で一生を終える」と言われるほど、生活に欠かせないものだったそうです。
日中はソファー代わりとして。夜はベッドとして。木や柱にくくりつけるだけで簡単に休息をとれる、持ち運びのきく多目的な家具としての位置づけだったものが、時と場所を経てリラックスのためのツールとして使われるようになったようです。
チルを生み出すハンモック職人
でも日常の中でハンモックを使うには近くに森なんてないし、設置するのも面倒そう。家や庭に置くスペースも方法もない。土地の狭い日本、ましてや東京などの都心には向いていないのではないか、と思っているところに出会ったのが、東京都八王子市にある里山ハンモックさんのホームページでした。
「ハンモック、職人・・・?」
ホームページを見て一番最初に目に飛び込んできたのは「ハンモック職人」という職業。里山ハンモックのオーナー、みちやまさんは職人としてたくさんのハンモックを作り、販売やレンタルを行うことで広めてきたそうですが、驚くべきことに、みちやまさんのお仕事はそれだけに留まりません。
みちやまさんは多くの人が田舎でも都心でも、屋外でも屋内でも、時間、場所を選ばずにいつでもハンモックを楽しめるよう、それぞれの要望に合わせて糸の種類や色を選ぶところから設置までをお手伝いしてくれるそう。
赤ちゃんが子宮の中で浮かぶ様子をイメージし、ゆりかごとしても使われていたというハンモック。私たちにとって最大級のチルは、人間としての原点にかえった気持ちにさせてくれるハンモックが与えてくれるのかもしれません。
「どこでハンモックを広げようかな」
自分で作ったマイハンモックを片手に、ワクワク休日の過ごし方に思いをはせてみませんか。
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ハンモック職人になる旅~生業はハンモックを作り広めること。人が自然体で暮らす里山のような空間を。~
里山ハンモック(東京都八王子市泉町1368番)
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