
特定非営利活動法人学生人材バンク
人と企業の成長に寄り添い、地域を活性化する。そんな仕事にワクワクする方は、今回紹介する「学生人材バンク」でのおためし転職がぴったりかもしれません。
学生人材バンクは、鳥取を舞台に学生や若手社会人に様々な成長や出会いの機会を提供しながら、集落の活性化や企業の発展に繋がる仕掛け作りに取り組んでいるNPO法人。現在は6人のスタッフが、年間述べ500名程度の若者を農山村にボランティア派遣や、地元企業への長期インターンシップのコーディネートなどを行っています。
学生人材バンクの代表・中川玄洋さんは、実は静岡出身。そんな中川さんはなぜ鳥取で活動を続けるのでしょう?
「鳥取は、日本で一番人口が少ない県なんです。だから『先進的なことがはできないだろう』と思われてるけど、むしろ逆で、余白がたくさんあるから新しいことに取り組みやすいんですよ。それに、鳥取で成功事例が作れたら、ほかの地域も『鳥取でできるんなら、うちでもできるんじゃないか』と思ってもらえる。
だから、鳥取で人と仕事がマッチングする新しいあり方を作れたら、日本全体のマッチングのあり方全体を変えていくことにもつながるはず。そう思って、鳥取でこの仕事に取り組んでいるんです」
今回のおためし転職はそんな中川さんが率いる学生人材バンクで、インターンシップのプログラムを作り、運営する「インターンシップのプログラムコーディネーター」の仕事です。地域の中小企業の経営者や学生と関わりながら、地域を活性化する仕事をしたいと考えている方には、やりがいを感じることができる仕事です。
「インターンのプログラムを作る」と聞くと、学生を相手にするイメージがあるかもしれません。もちろん学生に対する対応も重要な仕事ですが、学生人材バンクのインターンコーディネーターは学生だけでなく、インターン受け入れ先企業の経営者と向き合うことも大切な仕事なのだと、代表の中川玄洋さんは言います。
「学生人材バンクが提供するインターンプログラムは、何か課題がある企業に対して、その課題解決に取り組む機会を学生に提供することで、学生だけでなく、企業の成長にもつなげることを目指しています。そうして学生が入ることで企業が変わる成功事例が積み重なっていけば、地域が活性化していくんです」
こうした、いわば「課題解決型」インターンのカギを握るのが、今回募集するインターンシップのプログラムコーディネーター。インターンのプログラム作りや、インターン中の企業や学生の伴走役を担う存在です。
そもそもインターンのプログラムコーディネーターって? と思う方もたくさんいると思うので、そのお仕事を簡単に紹介しましょう。
コーディネーターは、まず地域の中小企業の課題を丁寧にヒアリングし、整理。中小企業の経営者の中には、自ら課題をうまく整理できていない方もいるので、聞き役になることで、どんな課題があるのかを明らかにしていくのです。話を聞く中で、当初は想定していなかった課題が見つかることも。インターンコーディネーターにヒアリング力が求められるのは、そのためです。
その後、ヒアリングした内容をもとに、商品開発やマーケティング、PRなど、インターンプログラムで何をやるのかを企画し、受け入れ先企業に提案。企画が決定したあとは、学生に募集をかけ、マッチングします。インターン中は月に1回、企業・学生との三者面談を通して進捗確認をし、より双方の成長に繋がるようにフォローしていきます。
こうしたインターンコーディネーターの仕事は、経営者や学生と丁寧に向き合うことが必要になるため、手間がかかるもの。しかし、だからこそ、企業や人の成長を肌で感じられるというやりがいがあると、中川さんは言います。
「たとえばある企業で、鳥取の名物であるラッキョウのPRに取り組むインターンがいて、試行錯誤していたとき、社長がポロッと『鳥取の平井知事が『スタバはないけどスナバはある』とか、”ダジャレを言う知事”として有名になってるから、手紙を書いたらどうだろう?』と半分冗談で言ったんらしいんです。そしたら、そのインターンの学生が本当に手紙を書いたらしくて。
まさか相手にされないだろうと思ったら、知事と会えることになったんですよ。しかも、その時のことが新聞に掲載されて、ラッキョウのPRにつながりました。社長もびっくりしていたし、そのインターンの学生も、『考えるより、まずやってしまったほうがいいんだと学べました』と、嬉しそうに言っていました。そんなふうに、学生も成長するし、企業も成長する。そんな現場に立ち会えるのは、本当にやりがいがありますね」
この「ラッキョウ事件」のように、企業と学生が出会うと、予想もつかないことが日々起きるそう。そうした出来事を楽しめる好奇心があることも、インターンコーディネーターには大切なようです。
今回のおためし転職では、中小企業へのインターンシップのコーディネーターの仕事を、一部担ってもらいます。1週間-1カ月の期間で、経営者との事業に関するやり取りや大学生へのフォローアップ面談など、人がひとつの企業に与える影響に直接的に関わる仕事を体感することができます。
ちなみに中川さんによれば、コンサルや経営スキルなど、特別なスキルは必要ないとのこと。おためし転職時は月額150,000円(1カ月未満の場合の日給については要相談)の給与や、宿泊費の一部補助もあるので、興味がある方はぜひ、この機会にインターンのプログラムコーディネーターの仕事をためしてみてください!
ちなみに、学生人材バンクの特徴がもうひとつ。中川さんによれば、複業OK、いやむしろ複業を推奨しているんだとか。
「現在のスタッフも、地域NPOや、農家民宿とハンターをやってるとか、多くのスタッフが複業をしています。複業をすると、稼ぐ大変さがわかるので、経営者目線がつくんですよね。学生人材バンク以外の仕事が忙しい時は、『うちの仕事に集中しなさい!』というのではなく、面談して、その方の望むキャリアを実現できるように調整しています。個人のキャリアも尊重したいですからね」
地方では、少しずつ稼げる仕事を組み合わせた「ナリワイ」と言われる生き方をする人が増えていますが、そうした生き方も、学生人材バンクなら実現できそうです。
他にも、お子さんがいるスタッフは職場に子どもを連れてきてもいいなど、スタッフ一人一人のライフステージやキャリアに寄り添っている学生人材バンク。そうした働き方も、ぜひおためし転職を通して肌で感じてみてください!
募集する職種 | プログラムコーディネーター |
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おためし転職期間 | 最短1週間~1カ月 |
給与 | 月額150,000円(1カ月未満の場合の日給については要相談) |
任せたい仕事 | 中小企業へのインターンシップのプログラムコーディネーターがやる仕事を一部になってもらいます。経営者との事業に関するやり取りや大学生へのフォローアップ面談など、人が一つの企業に与える影響に直接的に関わる仕事です。 お試し転職後はインターシップコーディネーターを中心に、企業と大学生、または地域と大学生を連携させるプログラムのコーディネーターを務めてもらいます。 |
こんな人と働きたい | 相手の考えを整理するのが得意 人の成長に寄り添う仕事がしたい 地方で仕事をつくっていきたい |
必須スキル | 22歳以上、普通自動車運転免許 |
歓迎スキル | 人材会社での経験、コーチングなど大学生と対話するスキル 商品開発など企業コンサルティングで活かせそうな経験 |
休日・その他制度 | おためし転職滞在時のシェアハウスについては応相談、宿泊費用の一部を補助 |
採用までの流れ | 書類選考→スカイプなどでの面談→おためし転職実施 |
おためし転職参加後は? | 社員登用あり、試用期間を経ての正社員契約 |
場所 |
鳥取県鳥取市 地図を表示 |