
ワタミエナジー株式会社
「わたしも、環境問題に関わる仕事をしたい。でもそんな仕事、あるんだろうか…。」
2019年9月23日に行われた気候変動対策を求めるデモ「グローバル気候マーチ」に、世界163ヶ国で400万人、日本でも5,000人の方が参加するなど、環境問題への意識が高まるなかで、そんなふうに考える方もいるのではないしょうか。
そんな方にぜひチェックしていただきたいのが、今回ご紹介する「地域プロデューサー」のおためし転職です。
ワタミエナジー株式会社は、ワタミグループの環境事業を担う子会社。ワタミと聞いて、「居酒屋・宅食事業を展開している会社だよね」と思った方も多いのでは?
しかし実は、ワタミは日本でも指折りの、環境意識が高い企業。事業を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる世界的な枠組み「RE100」加盟企業に、外食企業として世界で初めて名を連ねた会社なのです。
そんなワタミグループの中でも、ワタミエナジー株式会社は、ワタミグループの環境宣言ミ「美しい地球を美しいままに子どもたちに残していく」を実現する会社として、店舗から排出される廃棄物の循環の仕組みづくりや省エネ事業、森林再生事業、再生可能エネルギー事業などに取り組んでいます。
今回おためしできる「地域プロデューサー」は、主に大分県臼杵市を舞台に、日本最先端の6次産業モデル、つまり農林業・加工・再生可能エネルギー・電力小売事業を組み合わせて資源を循環させる「うすきモデル」の実現に取り組む、ここでしかできない仕事です。
豊かな自然資源を持つ臼杵市で、循環型地域社会の実現に向けた最先端のモデルをつくる仕事をためしてみませんか?
「私たちは、美しい地球を美しいまま、子どもたちに残していきたいんです。」
事業の背景にある想いをたずねると、ワタミエナジー株式会社の取締役である小出浩平さんは熱のこもった口調でそうこたえてくれました。
「私は、大学卒業後、建設会社や商社で働くなかで、環境配慮型ビジネスへの想いを強くしていきました。次世代に地球の自然環境をバトンタッチしていくことを考えたときに、ビジネスを環境に配慮した形にシフトすることは欠かせないと思ったんです。」
小出さんがワタミに入社したのは、震災前の2009年のこと。当時も環境に関わる事業に取り組む会社はあったなかで、どうしてワタミを選んだのでしょう。
「事業のおまけで環境に配慮した取り組みをするのではなく、事業が成長すればするほど、自然環境も良くなるようなモデルをつくりたいと考えていたんです。その点、ワタミであれば、ワタミグループの店舗や流通の仕組みなどのリソースを活用しながら、ある程度まとまった資本をもとに、どこにもないモデルづくりに取り組むことができる。それで、ワタミに入社しました。」
ただ、ワタミのなかで環境配慮型のビジネスをはじめるのは簡単ではなかったそう。
「入社してすぐ、風力ビジネスの事業プランを役員会に提出しましたが、猛反発にあいました(笑)。当時は東日本大震災の前で、今ほど自然エネルギーへの理解もなかったんですよ。しかし諦めずに19回連続で役員会に企画書を提出したところ、東日本大震災が起きて環境への意識が高まったこともあり、なんとか風力ビジネスを始めることがでたんです。」
それ以降、小出さんはワタミグループの子会社であるワタミエナジー株式会社の代表をまかされ、風力ビジネスだけでなく森林再生事業や、循環型地域社会構築のプラットフォームになる地域電力会社設立、運営のサポートなどにも取り組んできました。現在ワタミエナジー株式会社は、年間35億円を売り上げるまでに成長しています。
そんなワタミエナジー株式会社の事業の中でも、特別な意味をもつのが大分県臼杵市です。
「『シュタットベルケ』ってご存知ですか? ドイツでひろまっている、電気、ガスといったエネルギーだけでなく水道、交通などの公共インフラを整備・運営する公社のことです。私はエネルギーや食など、あらゆる領域で分散型、つまり各地域で生産と消費が循環するようになっていくことが重要だと考えいます。そうした分散型社会の鍵を握るのが、シュタットベルケのような取り組み。そこで臼杵市で、日本版シュタットベルケとでも呼べるようなモデルをつくりたいんです。」
臼杵市ではすでにワタミエナジー株式会社が、農林業・再生可能エネルギー・電力小売事業
などを進めています。今後はそれらの事業や、ワタミグループの他事業、地域の資源などを組み合わせ、資源が循環する仕組みをつくり上げていくフェーズになるそう。そこで、そんな取り組みを中心となってすすめていくメンバーが求められているのです。
循環型地域社会を実現する地域プロデューサーが担う具体的な業務は、次のようなもの。
募集する職種 | 地域プロデューサー |
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こんな人と働きたい | 循環型の地域社会を実現する地域プロデューサーとして現場で経験を積みたい方 地球の未来を自分事として語ることができる方 常に勉強する姿勢を持つことができる方 |
必須スキル |
1) 6次産業モデル(持続可能な循環型社会)の推進を自分の夢と重ね合わせることができる(有機農業、林業、自然エネルギーに強い関心がある) 2) 大分県臼杵市に3年以上居住できる 3) 地域の皆様とコミュニケーションをとることができる |
歓迎スキル | 何歳になっても勉強が重要です。勉強しようとする姿勢は才能と思っています。 |
応募資格 | 地方勤務になるため、普通自動車運転免許は必須です。 環境問題に取り組む会社なので、地球環境問題に対する当事者意識(自分も加害者である)がとても重要になります。 |
給与 | なし |
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おためし転職の内容 | 東京で面談後、赴任地で2~3日体験をして頂きます。交通負担は応相談。 |
おためし転職参加後は? | おためし転職後、東京にて面談をして、採用可否を判断させて頂きます。 |
おためし転職時の勤務地 |
大分県臼杵市 地図を表示 |
おためし転職期間 | 2~3日 |
採用形態 | 正社員 |
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基本給 | 350,000円 〜 450,000円 (基本給+みなし残業約30時間を含む) |
手当 | 福利厚生(住宅手当・家族手当)や通勤費は別途支給 |
賞与 | あり。平均業績で月収×3か月 |
試用期間 | 3ヶ月 |
任せたい仕事 | ワタミグループの6次産業モデル(農林業、加工、再生可能エネルギー利用、電力小売事業)を「うすきモデル」として推進している大分県臼杵市における管理職(地域プロデューサー的人材)を募集します。 ワタミグループと臼杵市は、森林再生の連携協定、地域活性化の連携協定を締結し、臼杵市が推進している農水省所管の「バイオマス産業都市」に認定され、その事務局をワタミエナジーで担っています。 具体的な仕事内容は以下を想定しています。 1) 農業・林業・再生可能エネルギー利用、電力小売事業の現業チームを統括管理し、うすきモデルを推進させる(業務計画を立案し、売上、原価、収益等予算管理を行う) 2) 市役所、市内企業様(取引先、お客様含む)と連携し、「バイオマス産業都市」推進等のサポートをする 3) 農地・森林管理の業務を受託されている農地所有者様、森林所有者様等、臼杵市民の皆様とコミュニケーションをとり、信頼頂く |
採用時の勤務地 |
大分県臼杵市、岩手県陸前高田市他 適正地域(本社:東京都大田区羽田1-1-3) 地図を表示 |
就業時間 | 9:00 ~ 18:00 |
時間外労働 | みなし残業約30時間。みなし残業時間を超過した場合残業代支給。 |
休日・その他制度 | 月9日の休日、及び年次有給休暇 族手当、住宅手当等あり |
加入保険 | 雇用保険、労災保険、厚生年金、健康保険 |