海・山・川が近い町で、ヒト・モノ・コトと繋がる秘訣をじっくりと
- 暮らし体験ハウスのオーナーになる旅 -

違和感に気づくことが、心地よさを見つける旅のはじまり

5年前までは、大阪でごく普通の会社勤めをしていた高柳さん。就職先に保険会社を選んだのも、結婚や出産という将来のライフステージを見据え、土日祝休みで育休・産休もしっかりとれる環境にメリットを感じたからだったと言います。

「自然が好きなので田舎暮らしに憧れてはいたんですけど、やるなら老後だと思っていました。むしろ都会で苦労して汗水流して働いてこそカッコいいと思っていたくらいで。

でも、あるとき彼氏が『仕事が楽しくないから会社を辞めたい』って言い出したんです。疑問でしたよね。大手企業で職場環境もホワイト、残業もないのに『なんで？』と思って。『仕事に楽しさなんか求めたらあかんやろ！』ってたしなめたくらいです。

ただ、それが考え始めるきっかけにはなりました。その頃YouTuberが社会に認められ始めて、”好きなことで生きていく”ってキャッチフレーズで楽しいことを動画にして生きているのを知って、『え、そんな人生でいいんかな？』ってすごい衝撃を受けたり」

自分の働き方に対する疑問や違和感が少しずつ芽生えた高柳さん。保険営業の仕事に励みながらも、次第に週末は学生時代から好きだった農業体験や農家民泊に時間を費やすようになります。

その話を営業先で出会った社長さんにしたところ、「田舎で面白いことをやってる若い子がいるよ」と紹介され、初めて古座川町を訪れることに。

「紹介して頂いた方が自分より年下なのに、田舎に移住して家族もいるし、会社まで経営していたんです。それを見て価値観が大きく変わりました。こんなことできるんや！ 私もしたい！って。『古座川に来なよ』と言ってもらえたのもあって、もう行っちゃえ、と（笑）」

小さな違和感をきっかけに、自分の興味のある場所に足を運んだり、そのことを人に話したり。心地の良い場所や楽しめる仕事を見つけるきっかけは、意外とそんな小さな行動と出会いの先にあるものかもしれません。

現在は結婚を機に古座川町の隣の隣町の「すさみ町」で暮らしています。古座川町、すさみ町という２拠点を構えながら、自分のやりたいことをまだまだ体現している途中です。

高柳さんのお話を聞いていると、まず自分で動き出さないことには何も始まらないという当たり前のことが実感として伝わってきます。

不思議とチャンスが巡ってくる人間関係とは？

「仕事旅行で参加された方には、まず会ってお話して何を求めているのか知った上で、私の経験の中からアドバイスしたいですね」と高柳さん。

宿運営に興味がある方には物件の見つけ方や運営のノウハウ、移住に興味がある方には田舎暮らしのアレコレと、参加者の聞きたいコトを中心にぶっちゃけて教えてくれます。

不思議とチャンスが巡ってくる人間関係づくりをするために、高柳さんがシンプルに心がけている秘訣についてのお話も。これはぜひ現地に足を運んで聞いてみてください。

とはいえ話だけでなく体験も楽しんで。旅の当日は、宿の業務はもちろん、人に会いに行ったり食も一緒に楽しむことが出来ます。

偶発的な出会いが多い「ライフハウス」高柳さんが地域の方とどんな風に関係を築いているのか、一緒にやってみるからこそ見えてくるものもあるのでは？

体験スケジュール及び内容

【1日目】

時間	行程	体験内容
15：00	集合	Lacomaゲストハウス集合
	オリエンテーション	・自己紹介（参加した理由/持ち帰りたいこと） ・本日のスケジュール
	仕事の説明	・Lacomaについて ・高柳さんの普段の「仕事」と「暮らし」について 　-仕事の内容や種類/1日の仕事の流れ
	仕事の体験（1）	・お仕事の手伝い 　-ゲストを迎える準備 　-ご飯の準備
	チェックイン	宿泊代は現地でお支払いください
	食事	・コミュニケーション（人との繋がりを感じる）
	働き方の話	・この仕事に就くまでの流れ ・仕事の楽しいところ辛いところ ・仕事で大切にしていること
19：00	1日目終了

【2日目】

時間	行程	体験内容
9：00	食事
	仕事の体験（2）	・すさみ町のアクティビティに触れる
	旅のまとめ	・本日の感想/気づき ・今後に生かしたいこと ・ホストからのフィードバック
	食事
14：00	仕事旅行終了！