プロ仲人に学ぶ究極のマッチング。「価値観の違い」に着目する凄腕カウンセリング
- 結婚相談所のカウンセラーになる旅 -
旅で得られること
人の声に耳を傾け、人間関係を癒すチカラ
学びのロードマップ
- 「本人のやりたいこと」を引き出す凄腕カウンセリングを学ぶ
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相談者を力づける秘訣とは?
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出会いの場の作り方を知る
旅のホストと仕事ガイド
株式会社ベストパートナーマリッジ
ベストパートナーマリッジは、出会いのきっかけ創りを提供している結婚相談所です。「笑顔と感謝で出逢う人を元気にし、光り輝く人生創りに貢献します」ことを理念として掲げています。そしてこの理念のもと、成婚を通じて社会に貢献することを目指しています。
人生のターニングポイントとなる「結婚」。友達の紹介、合コン、職場恋愛など、出会う方法はたくさんありますが、なかなか「運命の相手」は見つからないもの。
そんなときに、結婚相談所という選択肢が頭に浮かぶこともあるでしょう。ただ、漠然としたイメージはあるものの、実際にどうやって見知らぬ人同士をマッチングさせて、結婚まで導くのか? 謎多きお仕事だと思います。
そこで今回登場したのが、結婚相談所のカウンセラーになる旅です。相談者の漠然とした理想を聞いて話を整理する方法や、その人の魅力を引き出すカウンセリング方法を学ぶことができます。
見知らぬ人同士をつなげ、ひとつ屋根の下で暮らすようになるまでをサポートするカウンセラーのマッチング技術は、結婚だけではなく、出会いの場作りやきっかけをつくることを仕事にしたい人にとって、役に立つこと間違いなし。会社の打ち合わせなど、価値観や意見が対立する場で問題点を整理し、解決策を見出すファシリーテーションのスキルにも通じるものがあります。
相手を探す前にまず自分を知ろう
旅先となる株式会社ベストパートナーマリッジは、おもに1~2年の間に結婚を希望されている方が入会されている結婚相談所。
通常、結婚相談所は「出会いをサポートする(結婚情報サービス)」と「結婚を仲介する(仲人業)」のふたつに分類されるそうですが、ベストパートナーマリッジは「結婚を仲介する」後者の結婚相談所です。旅の案内人は、代表取締役の本庄燿士(ほんじょう・ひろし)さん。
プログラムの前半では、本庄さんよりカウンセリングのレクチャーを受けたり、どうやって成婚まで導くかのお話を聞くことができますが、これはかなりの凄技です。
まず、カウンセラーさんは、相談者の「漠然としたイメージを具体的な形にする」ためのカウンセリングをしていきます。「漠然としたイメージを具体的な形にする」のは、自分ではなかなかできないもの。カウンセラーさんが様々な質問を繰り返すことによって、相談者がおぼろげにしか描けていなかった結婚イメージを、「具体的な形=絵」にしていきます。
例えば、「休日はパートナーと一緒に公園で過ごしたい」というイメージを持たれている方がいるとした場合、「公園では何が見えますか?」「相手の人とはどんな会話をしていますか?」「相手の人の名前は何でしょうね?」といった質問を投げていくそうです。
「なぜ、そうしたいのか?」を様々な角度から質問していくことにより、相談者のイメージが立体的に浮かび上がり、理想を実現するための課題も見えて来るのかもしれません。
「ヒアリングの際に大切なのは相談者の方に寄り添い、一緒に"同じ絵"を見ること。そうやってお話していくと、”絶対こうが良い”と思ってらした理想が、実は思い込みや勘違いだったということに気づくケースもあります。”本当はこういう結婚生活を望んでたんだ!”という気づきや納得感にまで至れるか? それがマッチングの第一歩になります」と話す本庄さん。
カウンセリングで相談者の方の理想を整理できたところで、次はプロフィールの作成をします。「現在・過去・未来」についてヒアリングしながら人柄や嗜好、大事にしていること(価値観)を相談者と一緒に分析していく作業です。
相手を探す前にまずは「己を知る」ことが大切なのでしょう。
カウンセリング技術のレクチャーを受けたあとは、実際のカウンセリングシートを使って思考を整理する体験をしていきます。参加者が2名以上の場合は、ロールプレイングで実際にカウンセリングをしてみる体験も。おひとりの場合でも、本庄さんにマンツーマンでアドバイスをいただきながら、自分を客観的にカウンセリングすることができます。
出会いから成婚までの目標は3か月! なにごともタイミングが大事?
相談者同士のマッチングは、どのように行われるのでしょう?
ベストパートナーマリッジでは、出会い~交際~成婚までの「目標」を3か月というスピードに設定しているそうです。もちろん、人によりケースバイケースではあるのですが、相手の名前さえ知らなかった二人が、たった3ヶ月でご夫婦になるというのは驚きでもあります。
それが実現できるのは、カウンセラーさんが2人の温度(≒タイミング)を調整しているからとのこと。
「なかなか結婚に踏み切れないのって、タイミングが合わないからなんです。でも、結婚相談所でカウンセラーが間に入ることによって、2人の温度が下がらないようにこまめに連絡を取ったり、デートのプランを考えたり。タイミングを調整しています」と本庄さんは話します。
相談者の方にずっと寄り添うカウンセラーさんのお仕事は、思っているよりも遥かに神経をつかうお仕事のようですが、それでも笑顔を絶やさずお仕事ができるコツをぜひ聞いてみてくださいね。
価値観の"一致"ではなく"不一致"に向き合う
旅の後半では、相談者の立場になって、ハートグラムカードというカードを使った体験をしてもらいます。
「犬タイプ」「天使タイプ」「キリギリスタイプ」「アリタイプ」「裁判官タイプ」がそれぞれ5枚ずつあり、質問の内容をYES・NO・迷ったで振り分けて、どのカードが最終的に何枚づつ、どのようなバランスで残ったかによって、自分の結婚観や仕事観を知ることができます。
本庄さんいわく「結婚する理由は価値観の一致。一方で離婚する理由は価値観の不一致」。「価値観の一致で結婚しては間違える可能性が高い」とのこと。
確かに仕事上でも、価値観が同じだと思って意気投合していたのが、徐々に「何でこんなこと言うんだろう?」「どうしてそんな行動をするのだろう?」と不満が出てきて、うまくいかなくなってしまうことも。
そこでこういったカードを使って、お付き合いや結婚する前に、自分の価値観と相手の価値観を比べて、互いの一致するところだけでなく、「ここが違う!」という相違点を理解しておくことが大事だそうです。
交際でも仕事上のお付き合いでも、つい価値観の一致にばかり意識が行きがちですが、「価値観の違いを事前に知って受け入れる」ことが大事。この視点には思わず納得です。
カードによって導かれた結果から、自分がどういう価値観の持ち主で、どういった方との相性が良いか知ることができるので、恋愛でも仕事でも、良いパートナーを見つける参考になるかもしれません。
旅が終わる頃には「結婚相談所のカウンセラー」の仕事が身近なものとして感じられるようになっているでしょう。人と人をつなぐ"プロフェッショナル"である本庄さんご自身の働き方やキャリアストーリー、ベストパートナーマリッジの業務についても気軽に質問してみてください。
体験スケジュール及び内容
時間 | 行程 | 体験内容 |
13:30 | 集合 | |
| オリエンテーション | ・参加者自己紹介(お名前・ご参加のきっかけ等) |
| 仕事の説明 | ・仕事の基礎知識(結婚相談所の役割、相談所を使うメリット・デメリット、相談所の種類など)
- 結婚相談所の仕組み(相談所のカウンセラーのやること、やらないこと)
- 仕事の魅力(やりがい、将来性、社会的役割・理念など) |
| 仕事の体験(1) | ・相談者の方への「カウンセリング方法」を学び、カウンセリング体験
- 結婚観を聞きだし、整理していく方法
- 現在、過去、未来の質問で、相談者の方の世界観を知る
- 出会い~交際~成婚へどのように導いていくのか |
| 休憩 | |
| 仕事の体験(2) | ・ハートグラムカード診断(ベストパートナーカード)
- 参加者の方が相談者の立場になって、ハートグラムカード診断を行う
- どのように相談者の方の理想の結婚像を引き出していくのか、その手法 |
| 旅のまとめ | ・旅の感想、気づきの共有
・ベストパートナーマリッジさんから一言
・質疑応答 |
17:30 | 仕事旅行終了! | |
男性 ロッキー
男性 けんくん
女性 SH
男性 黒一点
女性 F.R.