2015年12月03日更新

「こんな働き方あったのか!」日本仕事博を開催しました!【イベントレポート前半】

11月22日(日)、仕事旅行の旅先として人気の10名の“仕事師”たちをお招きし、特別イベント「日本仕事博」を開催しました!

11月下旬、渋谷ヒカリエなど都内各所にて催された「 TWDW 2015(東京ワークデザインウィーク)」のサテライトイベントとして開催した日本仕事博。

仕事旅行の受け入れをしてくださっているホストの方々に「私のワークスタイル」というテーマでリレートークしていただくほか、座談会や交流タイムなどもある盛りだくさんのイベントとなりました。

会場は朝日新聞社メディアラボ渋谷分室です。雑誌などでも取り上げられるなど、様々なコラボレーションができるようにオープンスタイルの空間を目指して作られたとあって開放的な雰囲気。

80席が満席になるほどの盛況で始まった日本仕事博には、「就職する前に働き方を考えたくて」「様々な仕事観にふれたくて」など、働くことに何かしらの思いを抱いている方々が集いました。

自分の働き方に誇りを持ち、生き生きと語る仕事師たちのパワーを感じながらの5時間はまさにあっという間。ひとりひとりの歩んできた道を聞きながら、私もみずからの仕事観やこれからやりたいことに思いを巡らせる濃密な時間となりました。

今回は日本仕事博の様子を、インターンの島田と坂間で前後半に分かれてお伝えしていきます!

【第一部 10人の仕事師が語る私のワークスタイル】


メインとなる第一部ではゲストスピーカーに10人の人気仕事師たちをお迎えし、「やりたい!」を仕事にしているプロフェッショナルの考え方をリレートークしていただきました。司会進行は「編集キュレーターになる旅」の体験先でもあり、東北芸術工科大学客員教授で銀河ライター主宰の河尻亨一さんです。



「心ある人が集まれば突破できる。ひとりではなかなかできません」
「同じ心を持った人で濃いチームを結成できたことが、私は突破の力になったと思うんです」

(鵜飼 誠/朝日新聞メディアラボ主査)

リレートークのトップバッターは、今回会場をご提供くださった、朝日新聞メディアラボの主査、鵜飼誠さんです。

2013年6月、朝日新聞社は従来の新聞業の既成概念にとらわれない新しい商品やビジネスの開発を目指す“実験室”として「朝日新聞メディアラボ」を立ち上げました。

鵜飼さんは、本イベントの会場である渋谷分室の立ち上げにも携わり、ベンチャー企業と新しい価値の創造を目指す「朝日新聞アクセラレータプログラム」をはじめとする、様々な新規ビジネスに取り組んでいるそうです。

社内と外の社会をつなぐ“ハブ”としての役割を持つメディアラボ。スピーディかつフレキシブルに新しい事業を展開するには、様々なハードルも存在すると思われますが、そこを突破する力になるのは「信念を共有できるチーム」だという鵜飼さんの仕事哲学が伝わってくるお話でした。



「食を通じて人と人がつながる−−ストーリー性豊かな新しい“食物連鎖”を作りたいんです」
松田龍太郎/食業プロデューサー/オアゾ代表

二人目はオアゾ代表の松田龍太郎さんです。松田さんは現在、食に関わる様々なプロジェクトを通して人と人とをつなぐ、“食業プロデューサー”としての活動にも力をいれています。

松田さんの話の中で、私が個人的に印象に残ったのは、「99円のトマトを買おうとしている人に500円のトマトを選らんでもらうにはどうすればいいか?」というたとえ話です。そのためには買い手に、情報をストーリーとして伝えることが大切とのこと。

ときにはお店でのイベント企画、ときには映像制作など、松田さんがストーリーを伝える手段は様々ですが、生産者や料理人の生の声にふれ、素材の価値を掘り起こすことが食業プロデューサーの仕事なのだなと感じました。

最初は報道カメラマンとしてキャリアをスタートした松田さんは、ハードな現場取材の日々の中で、「伝える」ことに関して多くの気づきを得たそうです。報道と食のプロデュース、ふたつの仕事はまったく異なるように思えて、実はつながっている。そんな感想を持ちました。



「万人に受けなくても、だれかの心に響けばいいかなという気持ちでやっています」
(東 園絵/ぬいぐるみ旅行代理店/「ウナギトラベル」代表)

3人目はウナギトラベルの代表、東園絵さんです。「人ではなくお気に入りのぬいぐるみに旅してもらおう」という、ウナギトラベル主催のツアーはとてもユニーク。旅先での写真はSNSで発信され、依頼主やユーザーはそこでのコミュニケーションを楽しむことができます。

最近では海外からの申し込みも多いそうです。その日もアメリカから旅行に来ているクマのぬいぐるみ「カレンさん」ら数名の”ゲスト”を連れた東さんは、このサービスを始めたきっかけやこれまでの旅行のエピソードなどを話してくれました。依頼主にハッピーな気持ちになってもらうために、東さんが様々な工夫を凝らしていることがわかります。

恋人へのサプライズとして、彼女のぬいぐるみを旅に送り出したり、健康上の理由で外出がままならない方々が、自分の代わりにかわいい子に旅させたいという思いで参加されるケースも多いなど、お話を聞いていると、世の中にはこのサービスを本当に必要としている方々が、たくさんいることもわかりました。

「いい大人がぬいぐるみ遊びであーだこーだやっているって見られたり、やっぱり日本人はクレイジーだって書かれたりするんですけれど・・・(笑)。万人に受けなくてもだれかの心に響けばいいかなという気持ちでやっています」(東さん)。




「こういう仕事ってお客様に支持して頂いて、お客様の人生の背中を押してあげる仕事で、自分は黒子でいないといけないと思うんですね」
(大悟/手相鑑定士)

続いて鑑定予約が2か月待ちという人気の占い師、大悟さんです。

度重なるテレビ出演依頼を断って「自分が商品になるのではなく黒子でいる」、「お店を持たないことでフレキシブルに動ける」など独自のこだわりを徹底している理由は、悩むお客さまを第一に考えてのあり方です。

有名になりすぎないことを心がけ、お客様の心に寄り添うことで本当に悩む人を助ける大悟さんがみずからの仕事をどう考えているのか語ってくださいました。

以下は私が別の機会に、大悟さんの手相鑑定を実際に体験して書いたレポートです。よろしければこちらもご一読を!

占いを信じない私が、手相鑑定士に見てもらった



「すごい人たちっていっぱいいるんです。神業を持つ職人たちが。ただし、そういう人たちを引っ張り出す人たちは極端に少ない。だから日本にはスーパーブランドが育たないんですよ」
(立川 裕大/伝統技術ディレクター/「ubushina」代表)

前半最後にお話くださったのが伝統技術ディレクターの立川裕大さん。立川さんは「漆や竹細工など、日本の伝統的手仕事と現代のデザインを結び付けながら、 新たなプロダクトとイノベーションを生み出すプロジェクト『ubushina』」をプロデュースされています。

「技術を売る」というコンセプトのもと、伝統の技術と最新のデザインを結び付ける取組みにおいて「価値を最大化する」のが伝統技術ディレクーの仕事とのこと。

たとえば同じ鋳物造りの技術でも、切り口を変えることで仏具だけなくインテリア作りにも活用できます。
しかし、神業を持つ職人さんたちも、自分の技術を別の場所に生かそうという発想を持てなかったり、その機会に恵まれなかったりします。そこで職人とデザイナーとのあいだに立つ伝統技術ディレクターの役割が重要なのだと感じるお話でした。

なかでも「日本の本来を未来につなげる」(立川さん)という言葉が私には刺さりました。


前例がないことに、なぜ挑戦し続けられるのか



持ち時間が10分と短いにも関わらず、5名の仕事師それぞれが枠にとらわれない役割、働き方をしていることを体感できる怒涛の1時間となりました。もっと詳しいお話を聞きたくなります。みなさんそれぞれのフィールドやスキルはまるで違うようでいて、「何かと何かをつなげること」でこれまでにない価値や顧客の満足を生み出していることがわかります。

自分の心が感じたことを信じ、それが前例のない道でも歩を進める意志の強さがご登壇くださった方々の共通点のであるとも感じました。

そしてその意志を仕事として成り立たせるためには、本人だけでなく必ず周囲の「人」の存在があるようです。そして人の協力を得るために必要とされるのはやはりコミュニケーション力なのだということが、ゲストの方々の人柄から伝わってきました。


(後半へ続きます。)

【仕事旅行の体験はこちら】
食業プロデューサーになる旅
~食にまつわる企画とプロデュース。“EDIT FOOD”をテーマに伝わるを追求~


伝統技術ディレクターになる旅
~伝統技術ディレクター。職人技をデザインと現代社会につなぐ仕事~


旅行代理店経営者になる旅
~ぬいぐるみ専門旅行代理店!? 感動が生まれる演出、サプライズとは?~


占い師になる旅
~手相という“人生の地図”の読み方を教わる150分~

仕事旅行ニュウス: 2015年12月03日更新

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