2016年06月14日更新

世界中を飛び回って荷物をお届け「国際ハンドキャリー」—スキマな仕事から見える世界vol.4—

「明日までにあの書類を出さないといけないのに!」

なんとかして届けてもらおうと交渉してみても、慌てる頃にはもう手遅れ…。そんな経験が、わたしはとても多いです。

ましてや国をまたいだお届けものなんて、とつい思ってしまいますが、「国際ハンドキャリー」を使えば、そのお届け物もしかして間に合うかも?

世界中の珍しい仕事、スキマなビジネスをご紹介していくこのシリーズ。今日は緊急時の強い味方、海外へ急ぎの荷物を直接お届けする「国際ハンドキャリー」の仕事を紹介します。

「国際ハンドキャリアー」になるには?



「国際ハンドキャリー」とは、緊急かつ確実に届ける必要のある荷物を、24時間365日体制で世界各地に送るサービス。

このサービスの最もユニークな点は、その名称にズバリ表れているように「人の手で直接世界各地へダイレクトに荷物を運ぶ」ところです。


※写真はイメージです。

その仕事を担う人々は、「ハンドキャリアー」と呼ばれることもあるようです。大事な荷物を責任を持って迅速に運ぶことが求められるため、採用の水準も決して低くありません。

国際ハンドキャリーを行う会社「株式会社シャトル」のウェブサイトには以下のように掲載されています。

全国に150名のプロのスタッフがお手伝い(弊社のハンドキャリアーは航空会社OB、旅行会社の出身者、フォワーダーOB、海外駐在経験者などで構成されております。学生アルバイト等は一切使用しておりません)


同じく国際ハンドキャリーのサービスを提供しているアドバンス・インターナショナルのウェブサイトによると、ハンドキャリアーの募集要項は以下の通り。

・心身共に健康 ※持病ある方はご遠慮下さい
・学生不可、社会人経験(特に営業職)優遇
・1分1秒を争うお仕事なので、時間厳守
日本国籍所有者、本人名義の日本国パスポート所有


この辺りは納得。時間厳守というのは絶対でしょうね。

気になる語学力ですが、

・ビジネス英会話必須TOEIC700点以上
・海外留学・卒業経験有
・海外企業2年以上・駐在勤務経験有
・ビジネス中国語(例:中国現地企業と交渉可能)堪能の方優遇


——となっていました。

ときに「海外を飛び回り、荷物を運ぶだけの簡単でオイシイ仕事」と紹介されることもあるというこのお仕事。実際はかなり実力が重視され、責任も重い仕事であることがわかります。

ビジネスユースゆえのお値段&プレッシャー


郵送料は、届ける場所や荷物の大きさによって違いますが、とはいえ、海外への直接郵送となると、値段はそれなりのものだと思われます。

こういったサービスを提供する、ある会社の料金表を見てみますと、例えば「東京発サンパウロ着」の依頼で、お値段なんと…1,032,000円!(プライム料金の場合/東京発ロサンゼルス着で585,000円)。

価格は季節によっても変動するようですが、こうなると「自分で行ったほうがいいのでは?」とさえ思えてきますね。

ではこの国際ハンドキャリー、だれがどういったケースで使用するのでしょう?

ATES JAPANのウェブサイトを覗いてみると

・サンプルを急いで届けたい
・パーツが足りない
・部品を急いで運ばないと工場が止まってしまう


など、やはり多くはビジネスユースのようです。

様々なニーズに応えて、日本でもたくさんの企業が国際ハンドキャリー事業を手がけています。他業界と同様、価格やサービス内容など他社との差別化をはかり、シビアな市場競争が繰り広げられているようです。

記事:守屋佳奈子(シゴトゴト編集部)
読みもの&流行りもの: 2016年06月14日更新

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