2016年04月13日更新

漁業は未来あるインダストリー。TRITON PROJECTで海の仕事が体験できる

高齢化、後継者不足、過疎化が話題になって久しい水産業界。

その水産業を誰もが憧れる職業に変えるべく、石巻・三陸エリアで活動する人々がいます。その名もフィッシャーマン・ジャパン。

漁業のイメージを「カッコよくて、稼げて、革新的」な「新3K」に変えることを目標に、漁業専門の求人サイト運営や、漁師直通の新鮮な魚介類をたべられるBBQイベントを東京で開催するなど、様々なプロジェクトを行っています。

先週「農ホリ」という農業体験ができるサービスを、この「シゴトゴト」でご紹介したところ、多くの反響をいただいたのですが、実は漁業でも様々な取り組みがあり、なかでもフィッシャーマン・ジャパンのこれまでの活動は注目を集めています。

そこで今回は、フィッシャーマン・ジャパンが「水産業が次世代へと続く産業になるように」という思いで始めた「TRITON PROJECT」をご紹介することに。プロジェクトの一環として、初心者向けの漁業体験も実施されています。

(「シゴトゴト」編集部)

漁業の未来を創る新しい仕事


みなさんは、「漁業」と聞いてどんなイメージを持たれるでしょうか。

高齢化が進んでそう、しぼみゆく産業、はたまた「汚い、キツイ、危険」というイメージを持たれる方も多いかもしれません。

そのような漁業に対する暗いイメージを、未来ある明るいものに変えるため、石巻・三陸エリアの若い漁業従事者たちが立ち上げたのが、若手漁師集団「フィッシャーマン・ジャパン」(2014年)。彼らは、自分たちを含め、水産業に関わる人々を「フィッシャーマン」と命名。

「2024年までに三陸に多様な能力をもつ新しい職種『フィッシャーマン』を1,000人増やす」ことをビジョンとして、様々な活動を行っています。

フィッシャーマン・ジャパンのHPも、力強くダイナミックでありながら、これまでの漁業のイメージをくつがえすようなデザイン。

そこで流れるメンバー紹介の動画は、まるで日本代表のサッカー選手たちかと見まがうようなカッコよさです(漁の様子を紹介してはいるのですが)。たとえて言うなら「フィッシャーマン」というタイトルの映画の予告編を見ているかのような。

「カッコいい」「革新的」だけでなく、漁業を持続可能にする「稼げる」を目標として掲げているところも頼もしいですね。

★一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン公式HP(冒頭画像も同サイトより):http://fishermanjapan.com/#/top

フィッシャーマン仲間を増やし育てたい!



「TORITON PROJECT」サイトより

彼らは自分たちが理想とする「カッコいい漁業」を広めるため、様々な活動を行っています。

今回ご紹介したいのは、そのプロジェクトの中のひとつ「TORITON PROJECT」。

人材不足が深刻な水産業を将来に残す産業にするためには、地元の人だけでなく、外から人材を集める必要があります。

しかし同時に、せっかく漁業に興味を持ってくれても、「住むところがない」「受け入れてくれる先がない」「どこに相談していいか分からない」 という理由から、漁業をあきらめていく人も少なくなかったそうです。

この課題を解決するため、石巻・三陸エリアの外の人々と、地元の漁業、水産業者を繋ぐことを目的に2015年7月に立ち上がったのが、TRITON PROJECTです。

TRITON PROJECTでは主に以下4つの活動を行っているようです。

① TRITON BASE
「漁業に従事したくても住むところがない」ということを解決するため、宮城県石巻市、歌津町、女川町の3か所に漁業従事者が住むことができる基地、「TRITON BASE」を作っています。

石巻の基地である「TORITON 13」には、月3万円で暮らすことができます。また、この基地は住むだけでなく、宿泊もできるので、気軽に漁業を体験することも可能です。

② TRITON CAMP
「そもそも漁業ってどんなことやっているの」という素朴な疑問にこたえるため、プロの漁業従事者がサポートする漁業体験を行っています。現役の漁師の方から、漁業について様々な生の声をきくこともでき、漁業にふれる初めの機会になるのではないでしょうか。

③ TRITON SCHOOL
「本気で漁業をめざしたい、でもやり方が分からない…」という人が本格的に学べる場も提供しています。筑波大学、宮城県漁協とも協力してプログラムを作成。漁師の仕事だけではなく、海のこと、浜の文化など、幅広くレクチャーしています。

④ TRITON CENTER
「三陸ってどんなところだろう」。漁師になりたい人と地元漁師とのマッチングを行うのが「担い手センター」。仕事だけでなく、石巻・三陸での生活のサポートも受けられるようです。

完全移住だけでなく、短期で気軽に参加できる企画を設けることで、漁業に関心を持つ人を増やし、移住した人にはサポートを行い、この取り組みがきっかけで漁業を始めた人もいます。

トリトンと言えば勇猛果敢な海の守護神ですが、そこには活気ある未来の“フィッシャーマン産業”が産声を上げているのかもしれません。

TRITON PROJECT :http://triton.fishermanjapan.com/

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